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【vol.69】~亡くなった娘の携帯電話が鳴りお金を返して欲しいと言われた~

質問

亡くなった娘(A子さん)は、結婚しておらず子もいないため、父である私が相続人となると思いますが、先日、A子の携帯電話が鳴り、電話に出たところ、「A子さんに200万円貸しているため返済して欲しい」、と言われてしまいました。
その電話では、すぐに回答をしなかったのですが、今後どうしたらよいでしょうか。

回答

まずは、A子さんの資産状況やメインバンクのお金の動き等を調べてみましょう。
そうすることで、お金を貸した方からの入金の履歴やその方へ毎月返済している履歴等がある可能性があります。
そのほか、A子さんの携帯電話(スマートフォン)、パソコン等を開いて、
メールやLINE等のやり取りも調査する必要があるかもしれません。

ある程度の情報を確認した上で、お金を貸しているという方に、
A子さんとの関係どういった経緯でお金を貸したのか借用書はあるのかどのような返済計画であったのか等をヒアリングした上で、お金を借りていた事実はあったのか、その金額は正確なものなのかを検討し、
そこから、相続するのか、相続放棄をするのか、相続をした場合にはどのように返済するのか等を考えていく必要があります。

教訓

故人が金融機関等から借り入れをしている場合には、契約書や取引履歴が残っていることが多いので、その事実や債権債務の存在がわかりやすいのですが、故人が知人からお金を借りていた場合、借用書がなかったり現金でお金を渡していたりと、残された相続人からは見えない部分が多いことがあります。
逆に言うと、借用書を作らないでお金を貸すほどの仲だったとも考えることができますので、故人が生きていたらどうしていたのか等の視点もとても大事なことは確かです。

生前にきちんと資産状況を伝えておくことは、こういう場面でも大事になってきます。
マイナスの財産は、特に不安を大きくしてしまうので、言いづらいことかもしれませんが、確認しておくことが大事だと改めて感じます。


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