【vol.157】相続Q&A~相続診断士の資格を取得してから相続相談が寄せられるようになりました。相続の初回相談では、どのようなことを確認したらよいのでしょうか~
質問
相続診断士の資格を取得してから相続相談が寄せられるようになりました。相続の初回相談では、どのようなことを確認したらよいのでしょうか
回答
相続の相談を受けた際、「何から聞けばよいのだろう」と戸惑う方は少なくありません。そんなときは、次の4つのポイントを押さえると、相談内容を整理しやすくなります。
(1) 相続はすでに発生しているか
まず確認したいのは、被相続人がすでに亡くなった後で困りごとが発生しているのか、それとも亡くなる前の生前対策の相談なのかという点です。
いずれの場合かで予想される相談内容が大きく異なってきます。
(2) 家族構成はどうなっているか
被相続人の配偶者や子どもの有無、前婚の子がいるかなどを確認し、それぞれの年齢や、先に亡くなった方がいる場合にはその時期を聞いておきましょう。簡単な家系図を書きながら聞いていくと頭に入りやすいです。
(3) 財産の概要はどうなっているか
被相続人の財産として、不動産、預貯金、有価証券、生命保険などのほか、借入金などの負債の有無も確認しましょう。初回相談では正確な金額までは不要で、「どのような財産がありそうか」を把握できれば十分です。
(4) 遺言書はあるか
遺言書の有無によって、その後の手続は大きく変わります。作成されているのか、自筆遺言か公正証書遺言か、内容はどのようなものか、どこで保管されているかなどを確認しておくとよいでしょう
教訓
相続診断士の役割は、法律や税務の判断をすることではなく、相談者の状況を整理し、必要に応じて弁護士や税理士、司法書士などの専門家につなぐことにあります。
「相続はすでに発生しているか」「家族構成」「財産」「遺言書」の4点を確認するだけでも、適切な支援として笑顔相続への第一歩となるはずです。














