【vol.156】相続Q&A~中小企業の株式にかかる相続税の納税資金がない場合~
質問
中小企業のオーナー経営者が亡くなった場合、
その株式を相続する遺族に相続税の納税資金がない場合にはどうすればよいですか?
回答
中小企業では、株主である経営者が亡くなった際に、自社株式にかかる相続税の支払いがネックになることがあります。
相続人である遺族にその支払いの資金的余裕がないときは、
一般的に以下の方法を取ることがあります。
①会社が自己株式として買い取る
➁会社が遺族に死亡退職金を支給する
③相続税の納税猶予制度(事業承継税制)を利用する
①②は法人に資金的余裕(資金調達を含む)があることが前提となりますし、
税務上妥当な株価や退職金支給額の算定や社内決議などの手続き踏む必要があります。
また、③には適用要件があり、これを満たす必要がありますし、
適用にあたっては、期日までに税務署等に対し手続きを行う必要があります。
教訓
①の会社が株式を買い取った場合には、
株式を売った遺族については、売却益に対する所得税の負担が生ずるケースもありますし、
その所得税を軽減できる特例もあります。
まずは税理士に状況を伝え、ご相談者の状況にあった助言や支援を受けるようにしてください。














