【vol.46】忘れられないお客様
相続診断士の皆様、初めまして。
北海道旭川市で行政書士をしています、佐々木啓と申します。
私が、自分の事務所の中心業務を遺言や相続にするきっかけとなった、笑顔相続の事例をご紹介します。
事例
ご相談者は60代の女性、末期がんの方でした。
実はこの方、ご相談を頂いた半年程前に遺言公正証書を作られていらっしゃいましたが、その内容を書き直したいとのご相談から始まりました。
ご相談の途中で入退院をされ、何度か病室に伺ってお話しを聞かせて頂きました。
相続される方は実のお母さまでしたが、他に
「社会福祉法人等にご寄付をしたい」
等のご要望があり、何度もお話を聞き、それを元に公証人の先生とも何度も打ち合わせを重ねました。
公証人役場で遺言公正証書の作成が終わり、ご自宅にお送りする車の中で、
とつぶやかれたのが、今でも印象に残っています。
それから1か月ほどして、その方は旅立たれました。
お母さまや内縁のご主人に遺言の内容をご説明すると、お二人とも彼女の希望ならと、ご理解を頂き滞りなく遺言執行をさせて頂き、ご本人のご要望通りに、3か所の社会福祉法人にご寄付をお届けすることが出来ました。
今でも忘れられないお客様です。
この方との出会いは、日頃よりお世話になっている介護施設の施設長からのご紹介でした。
この施設長とは、日頃から経営の話しやスタッフ研修の話などとても親しくさせて頂いていました。
そんなお付き合いから、私を信用してくださり、ご紹介に繋げてくださいました。
相続診断士の皆様には、色々なご職業の方がいらっしゃると思います。
どうか、日頃から接しているお客様やお取引様と、もう一歩近づいてみてください。
終活やエンディングノート、ご相続の相談をしたいと思ってるいらっしゃる方がいるはずです。
ぜひそんな皆様の笑顔相続のお手伝いをしてください。