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【vol.28】離婚・再婚問題と相続

相続診断士の皆様、はじめまして。安富行政書士法務事務所代表の行政書士・心理カウンセラーの安富幸江と申します。元看護師であるのと女性ならではの特徴を生かし、「きめ細やかなサービス」「ご依頼者の目線に立ち気持ちに寄り添ったサポート」で業務を遂行しております。私は、離婚経験があり、その経験をきっかけに看護師という職業から一転、行政書士の資格を取得、開業後し現在で8年目となります。行政書士を目指した当初の目標通り、開業当初は「離婚問題」を中心に業務をしておりました。

 

相続や遺言の問題と離婚問題は一般の方から見ると、大きな関わりがないように思われますが、実に大きな接点があり、現在、当事務所は離婚業務と共に相続問題に大きくかかわっております。

 

皆様も相続後の遺産分割についての相談や、相続対策の相談をお受けされる場合に、実は血のつながっていない子がいる、再婚で前妻や若しくは前夫のもとに子供がいる、などの問題も聞かれることと思います。

 

当事務所では通常の相続、遺言等の相談はもちろんのこと、離婚・再婚後の遺言の必要性、相続対策などの離婚問題に関わる相続問題に注目し、携わっております。

 

 

事例

 

最近の夫婦問題と相続相談の事例としましては、別居をしている夫との離婚が長期に渡って成立できずに困っている60代後半の女性からのご相談でした。

 

弁護士さんを依頼しての協議や調停などをしても離婚を成立できず、別居状態が長期に継続している状況かなり精神的に参っておりました。

ご相談者様の現在までのお話をお伺いすると、30代の娘様がおり、長期間別居しているご主人を一切頼らずに、懸命に働きながら一人娘を育て、ご自身名義の持ち家を購入し、お葬式代くらいにしたいと預貯金もあるとのこと。ご主人とは長期間別居している、現在までご主人を一切頼ってこなかった、ご主人は転居が多く、何をしているか分からない時期が多々ある、ということで、当事務所に相談に来られた頃はご相談者様ご自身も体調がよろしくなく、ご自身に何かあった場合に娘様が苦労するのではないかと非常に心配されておりました。

 先ずは、万が一の時に備えて、住宅も預貯金も全て娘様に譲るという内容の遺言を作成するということとなりました。

遺言執行者は、娘様とし、打ち合わせの上、公正証書遺言を作成いたしました。

 

まだ60代とお若かったのですが、数年後、ご相談者様ご本人が亡くなられ、娘様とご一緒に遺言執行手続きをお手伝いさせていただき、「亡くなった母の想いを安富先生が叶えてくれた」と非常に感謝されました。そして、長期間別居していたご主人も遺留分を請求してくることなく、被相続人となりましたご相談者様の願っていた通りに相続手続きが終了いたしました。

 

離婚・再婚・夫婦問題での相続対策は、とても大切です。

特に再婚の場合の前妻や前夫との間のお子様と現在の家庭のお子様の為の相続対策もしっかりしておく必要があります。

 

当事務所は、相続問題という一方的な側面だけでなく離婚に関する問題・法人の承継の問題・各種許認可からの相続問題等あらゆる側面からの相続問題を扱い、いつでも皆様にお気軽にご相談できる場でありたいと考えております。

 

 

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