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【vol.15】相続によって親族の結束が強くなる笑顔相続

相続診断士の皆様、公認会計士・税理士の佐久間 将司と申します。
相続診断士協会のパートナー事務所としてお手伝いさせていただいています。
相続人の皆様からのご依頼に対して、笑顔相続を実現すべく、日々邁進しております。

 

≪事例≫

笑顔相続の1例をご紹介いたします。

かつては、事業をいくつか起こされ、相当の財産を築かれたのですが、数度の再婚で、複雑な家族関係になってしまったオーナー様が、突然ご自宅でご逝去なされた後、そのご長男様から、ご相談を受けました。

突然のご逝去でしたので、財産の洗い出しが大変だっただけではなく、趣味が多様な方だったようで、アンティーク時計、ビンデージカー、骨とう品、など評価が難しいものがいっぱい出てきたりと、なかなかにハードな状況でした。

また、複雑な家族関係ゆえ、当初はそれぞれの相続人の方々が思い思いの主張をなされ、分割協議はなかなか進まず、ご紹介した弁護士とタッグを組んで、円滑に進むように各相続人に熱心に働きかけていた最中、オーナー様の最後の奥様が体調を崩されたことから、徐々にご長男と友好的な関係になりました。
それが端を発したのか、それ以外の相続人とも円滑に協議が進むようになってから、とんとん拍子に進みました。
特に、印象的だったのが、各相続人が、お金や不動産だけではなく、オーナーの遺品を望んだことです。

 

 

この事例では、もちろんオーナーの人徳のなせる業だと思うのですが、心ある方々は、お金だけではないのだな、と本当に感じました。
当たり前のことだと思いますが、相続の局面では、どうしても経済的な側面ばかりに焦点がいってしまいます。

われわれ相続診断士の役割は、故人を忍び、経済的な側面ばかりに焦点がいかないように心掛けることであり、それが笑顔相続につながることだと思います。
相続が「争族」にならないように、これからも日々お客様の各事情に応じて、誠心誠意ご対応させていただく所存です。

 

 

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