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【vol.123】「相続の場面で、土地家屋調査士がお手伝いできること」

1.ご挨拶
こんにちは。土地家屋調査士の和田清人(わだきよひと)と申します。大阪市で土地家屋調査士と相続専門のファイナンシャルプランナーを営んでおります。どうぞよろしくお願いいたします。

2.自己紹介
なぜ、測量が本業であるはずの私が「相続専門」なのか、そのきっかけになった出来事をご紹介します。
ある方が、土地ばかりで5億円分相続なさいました。相続税は2億円です。
ご存じの通り、相続税は10ヶ月以内の現金納付が原則です。バブル崩壊の傷が癒えない当時、5億円の土地から2億円の現金を作ることはできません。
その方は、延納を選択なさいました。2億円にかかる利子税は、1日3万円です。毎朝、目覚めるたびに負債が3万円積み上がる。相続税破産秒読み段階でした。
相談をいただいた私たちは、土地の平面図やかげ地割合図などを描き、税理士に評価減を行ってもらいました。また、境界でモメていたお隣さんと改めて筆界確認書を依頼し、土地を売却できるようにしました。
大小さまざまな対策を行い、無事に正月を迎えてもらうことができたわけです。
この時、「5億円の財産でも、相続対策を行っていなければ、利息を払う借金と同じ。」と痛感しました。土地の対策を講じることで、相続税で苦しむ方を無くしたいというのが私のスタートです。

3.事例
いわゆる大地主の更正請求の一例です。
土地の半分に自己のアパート、もう半分に借地人の家が建っていました。それぞれの前面道路には路線価が付されていましたが、調べると、貸地側は建築基準法上の道路でないことが判明しました。つまり、貸地部分は無道路地として評価すべきだったのです。
これについては、アパート側の道路を正面路線としてかげ地割合を算出、さらに開設通路想定分を差し引くと、評価がほぼ半額になりました。
他にも多くの土地をお持ちでしたので、合計すると大きな還付を受けることができました。

4.最後に
私たち土地家屋調査士の本業は、不動産登記の中の表題部です。
申請義務があるため、仕方なくご依頼いただいているのが実情でしょう。
しかし、笑顔相続の視点から、ご家族の想いやファイナンシャル・プランに寄り添えば、お客様と利害のベクトルが一致します。
つまり、頑張れば頑張るほど、お客様にメリットをもたらすわけです。
土地家屋調査士単独では何もできません。
相続診断士の皆様のお力をお借りして、笑顔相続のお手伝いをしていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。


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