相続診断協会は、相続診断士の認定発行・教育・サポートを行っている機関です。

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【vol.2】エンディングノートなどを活用して「笑顔相続」になるように取り組んでいます

皆様、こんにちは。  
アリシア銀座法律事務所 代表弁護士の竹森 現紗(たけもり ありさ)です。 当事務所は、相続診断協会のパートナー事務所として、色々と活動させていただいておりますので、まずは簡単に事務所のご紹介をさせていただきます。

アリシア銀座法律事務所は平成25年1月に銀座の中央通り沿いに開設した事務所です。 「不安や悩みを抱えてご相談にいらっしゃったお客様が、少しでも笑顔になれるように」という気持ちで、所員一丸となって、相談しやすい事務所の雰囲気作りやお客様のご相談にあたっております。
事務所名の「アリシア」は、ギリシャ語で「真理、真実、誠実」などを意味する「Αλήθεια」に由来しており、一つ一つの事件の真理を大切にしながら、お客様と誠実に向き合っていきたいという思いを込めて命名しました。

当事務所の主な取扱い業務は、①相続、②企業法務、③男女問題で、特に相続については、企業法務の知識を生かし、事業承継等にも幅広く対応しております。
また、当事務所には司法書士も在籍しており、不動産の登記や会社の設立・登記等についても、ワンストップで行える体制を整えております。  
私は、仕事柄、相続や遺言について、セミナーなどでお話をさせていただくことが度々あります。
セミナーにおいては、相続対策の重要性を毎回説明し、事前に備えることで、「相続」が「争続」にならないように、「相続」が「笑顔相続」になるように取り組んでいますが、それでも、セミナーを聞いたからと言って、すぐに相続対策を始められるお客様はとても少ないというのが実感です。  
お客様の中には、「弁護士に相談するなんてなんだか大事みたいで嫌だ。」とか、「法律事務所は敷居が高い。」と思っておられる方が多くおられます。また、漠然と何かしなければならないと思ってはいるけれど、相続対策と言っても、「相続」や「遺言」について、何から手をつけていいのかわからないという方もおられます。
笑顔相続の事例を一つご紹介いたします。

父親がすでに亡くなっており、母親と子供(長男、長女)の3人の家庭での事です。
父親の相続時には、母親が全て相続していました。 母親の財産としては、自宅と預金等。長男は、結婚して家をでており、長女が母親と暮らしていました。母親は、家を長女に、その他の財産を長男に残すつもりでした。
しかし、長女は別に、マンションを購入済みで、高齢の母親のことを思って、一緒に暮らしていたという事情があり、母親が亡くなった後は、自分の購入したマンションで暮らしたいと思っていました。
母親がエンディングノートを書き始めたことをきっかけに、これまではしにくかった母親の死後の話を家族3人で話すことができたそうです。 その席上、実は長男が、ゆくゆくは実家に戻って暮らしたいと思っていたことが判明しました。
母親は、2人の子供の希望を踏まえた遺言書を残すことができました。

相続診断士の方々には、ぜひその知識や身近な存在であるという強みを生かし、エンディングノートなどを活用して、一般の皆様に相続についての啓蒙活動を行っていただければと思っています。 そして、具体的な問題が生じそうなケースや個別のご相談が必要なケースなどについては、私たち弁護士や税理士などの専門家と一般の皆様との架け橋になっていただきたいと思います。
最後になりましたが、アリシア銀座法律事務所は、相続診断協会のパートナー事務所として、相続診断士の皆様を最大限サポートさせていただきますので、何かお困りごとがございましたら、いつでもお気軽に事務所までご連絡いただければと思います。 また、相続診断士の方々の中には、生命保険や不動産など、専門的な知識をお持ちの方も多くおられると聞いております。相続診断協会を通して、このような皆様といろいろな情報交換をさせていただくことを楽しみにしておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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