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【vol.127】「私の相続業務体験談」

行政書士の間宮雄一郎と申します。当事務所は大阪の南森町にございます。
行政書士として開業したのは7年前になります。
開業当初に依頼をいただきました遺産分割についてお話しさせていただきます。

山陰地方の某所で材木業を営んでいる株式会社の代表取締役が亡くなり、その方の遺産分割協議についてご相談をいただきました。
相続財産の内訳としては、山林や自宅をはじめとした不動産と現金預金。預金についてはおよそ2千万。
法定相続人は、妻と子が5名でした。受任して当初は円満に進んでいくのだろうと高を括っていたのですが、それは大きな間違いでした。

子は材木業の跡継ぎである長男と四姉妹です。
山林や自宅をはじめとした不動産は長男が相続することにどの相続人も異論はなかったのですが、預金についての分割協議が難航しました。
私が受任してから遺産分割協議が成立するまでに約1年近くかかりました。
原因としては、四姉妹のそれぞれの過去の経緯が関係しており、亡父に貢献をしたのが自分なのでたくさん預金をもらえるはずであるとお互いに主張をぶつけていました。

遺産分割協議は、相続業務の中でも特にデリケートな部分です。
ご家族間で感情的な対立が生じることも少なくありません。
私は中立の立場で、それぞれの相続人の方のお気持ちを丁寧に伺い、話し合いの場を設けました。
結果的に、預貯金を公平に分けるという結論に至り、相続人全員が納得のいく形で解決できました。
単なる遺産分割だけでなく、ご家族の「心」に寄り添うことが、この業務の肝だと痛感した瞬間でした。
受任当時は、相続人である子の四姉妹の皆様の張りつめた空気に圧倒されていました。
お話しを重ねていくうちに私に心を開いてくださったときはとても嬉しかったと記憶しています。

その後、被相続人の妻(長男や四姉妹の母)から「私が亡くなった際に、夫の相続のように子供たちには仲たがいをしてほしくないので、遺言書を作成したい」と依頼をいただきました。

私はこの件で、遺言書を作成することが笑顔相続につながることであると実感をしました。
それは資産の多い少ないにかかわらず、遺言書は、故人が残す最後のメッセージであり、家族への深い愛情の証です。
元気なうちに、ご自身の人生の集大成として、「笑顔相続」を目指した遺言書作成を検討されてはいかがでしょうか。
それは、ご自身が安心して老後を過ごすことにも繋がり、そして何よりも、残されたご家族の笑顔と幸せを守ることに繋がると信じています。


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