【資格者の声 Vol.16】『終活に特化した行政書士』になるため、相続診断士の資格を取得しました。
終活を当たり前に、遺言書作成は礼儀、そんな世の中にするべくご活躍中の相続診断士:山田恵さん
■相続診断士資格を知ったきっかけは?
相続財産をめぐって家族同士が争う『争族』。
これを目の当たりにして衝撃を受けたのが、私がこの道に進むきっかけとなりました。
私は、もともと法律事務所でパラリーガルとして勤務していたのですが、そこでは争族になり、親子やきょうだいによる裁判案件がいくつかあったのです。
家族が崩壊してしまう場面を見るのはとても辛いことでした。
そして、争う家族を一件でもなくしたいという思いで、終活に特化した行政書士になるため相続に関する資格を検討していたところ、相続診断協会の『笑顔相続』という言葉に胸が高鳴りました。
その内容は、まさに私の想いと同じだったので、「これや!!」ということで即申込み、相続診断士の資格を取得しました。
■相続知識は役に立っていますか?
もちろんです!
終活(生前)にしても相続(死後)にしても、1つの士業でお客様のすべてのご要望にお応えすることはできません。
他士業の先生方、保険、不動産など相続に関する専門家の方々とチームを組み実務をしていく中で、チームメンバーから相続の知識を学ぶこともたくさんあります。
民法は行政書士の試験科目でもあり、受験生の頃から学んでいるとはいえ、知らない知識もたくさんあります。
ですから、相続診断士会の定例会での勉強は、他業種の講師からいろんな角度で相続を学べるのでとても役に立っています。
また、定例会後の懇親会では、今後一緒にお仕事ができるパートナーと出会える機会でもあり、とても貴重な時間です。
■今後の展望等をお聞かせください。
私の当初の目標
『争う家族を一件でも減らす』
そして、笑顔相続に導くこと。
これを達成するには、多くの方々に終活(相続対策)をしていただくことが肝心だと思っております。
終活のはじめの第一歩として、
『エンディングノート→遺言書の作成』
は、争族防止にはとても有効なので、これを1人でも多くの方々にしていただきたいと日々活動しています。
相続財産のことだけではなく、付言事項で想いを紡いで大切な方に遺してほしいと思っています。
自分の寿命は誰にもわかりません。
つまり、終活はご年配の方だけが必要なのではありません。
終活をするのは当たり前、
遺言書を作るのは当然の礼儀、
という世の中になるよう、微力ながらこれからも尽力して参りたいと思います。
■全国の相続診断士に一言
私たちが目指す『笑顔相続』をたくさんのご家族にお届けするため、他業種の専門家が集まる相続診断士たちとチームを組み、私たちを頼ってくださるご家族様が笑顔相続を迎えられるよう切磋琢磨して頑張りましょう!