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【vol.61】『笑顔相続で不安解消!のお手伝い』

相続診断士の皆様はじめまして。行政書士の太田代芳代(おおたしろふさよ)と申します。
栃木県で、社会保険労務士の主人と合同事務所を開いています。
行政書士の仕事は、相続、土地関係、許認可申請、外国人在留資格申請、法人関係など広範囲に及びますが、
身近な一般の方のご相談は、やはり相続関係が多いです。
お話をお伺いすると人それぞれ相続に関する何かしらの不安をお持ちの方が多く
良くお話を伺って少しでも安心して頂けるようなアドバイスができるようにと心がけています。

(事例)*配偶者居住権が無い頃の事例です。
今回ご紹介させて頂きます事例は、お子様のいないご夫婦のご主人の公正証書遺言作成依頼です。
ご主人は60代初めでまだまだお元気ですが、実はご夫婦は、相続の際の不安を抱えていました。

お話をお伺いすると、ご主人が亡くなった場合、ご主人の財産の相続人になるご主人の姉とご主人の折り合いが悪いこと。
代襲相続により甥が相続人なった場合、この甥が社会生活になじめずほぼひきこもり状態で安定した収入が無いこと

このような理由から、相続がもめて奥様の住む家まで売却して奥様の住む場所が無くなるのではと、
ご夫婦とも、とても不安に思っていたそうです。

姉と甥の関係も実の親子ですが折り合いが悪くなり、暫く甥は祖父と二人で暮らしていたそうです。
数年前、祖父が亡くなり祖父の土地建物はご主人が相続されましたが、甥はそのまま祖父の家に住み続けています。
ご主人は子どもがいないため、小さい頃から甥を可愛がっていました。

ご主人の遺言の内容は、甥に祖父の土地建物を遺贈する。
前記の財産を除く奥様が住んでいる土地建物と、その他一切の財産を奥様に相続させる。

というものでした。

自分亡き後、奥様が相続でもめることが無く安心して暮らしていけるように、
また、可愛がっていた甥のことを案じた心温まる遺言でした。
この遺言書を作成することで、相続への不安が無くなったとご夫婦に喜ばれ、
お二人のお役に立てたことは、私にとっても、とても嬉しいことでした。

相続の案件によっては、行政書士だけでは、対応できないこともたくさんあるので、他士業の先生や相続診断士の方々と情報交換、親交を深めながら、これからも、相続で不安をお持ちの方々のお役に立てればと願っています。

 

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