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【資格者の声 Vol.19】相続知識を付けた事により、相続の一連の流れの中で不動産鑑定評価等の活用局面を確立することができました。

不動産調査報告書の国税不服審問の裁判にて完全勝訴を勝ち取ることにも貢献した、不動産鑑定士・相続診断士:皆川聡さん

■相続診断士資格を知ったきっかけは?

開業直前の約6年前の2015年3月、大田区の行政書士のイベントのブースにて知りました。
そのイベントのテーマは、『行政書士としてどのように仕事を受注し、確立してやっていくか?』という趣旨でした。
私自身公的評価を行っていない不動産鑑定士であり、資格は違えども、士業として行政書士の先生方と比較的同じ境遇、同じ立ち位置だと考え、参加しました。
そのイベント内のブースの中に、相続診断士のブースがあり、そこでのご説明を聞いたことが、相続診断士を知ったきっかけになります。

■相続知識は役に立っていますか?

以下3点の理由で、相続知識はとても役に立っております。
1点目は、相続の一連の流れを掴むことができ、どの局面で、不動産鑑定評価等の活用ができるかが、つかめるようになったこと。
2点目は、不動産業務以外でも、お客様へ仲間の相続診断士をご紹介することができるようになったこと。
3点目は、自らお客様と接し、各相続診断士の方へ案件をお願いすることができるようになったこと。

■今後の展望等をお聞かせください。

今後の展望につきましては、以下の3点あります。
1点目は、鑑定評価の活用場面について、分かりやすいご説明。
2点目は、遺産分割や節税、資産組み換え、融資等のため、住宅(建物)診断を活用し、建物評価を精緻化した不動産鑑定評価のご提案。
3点目は、皆様の得意技を気兼ねなく発表し合える場を設けたいと思っております。相続問題解決そして笑顔相続に繋がる、複層的に、総合的に、御依頼者様への最善な対策のご提案のために。

■全国の相続診断士に一言

コロナ禍の2020年の10月に「評価通達により難い特別の事情があること」の証明を弊社の不動産鑑定評価書にて行い、無事国税の方々との裁判において、完全勝訴をいただくことができました(一度他社の不動産調査報告書が国税不服審判所において否認され、その後弊社に鑑定のご依頼をいただいた経緯です)。
ご担当された弁護士先生及び税理士先生は「滅多にないことです。」ということでとても驚かれていました。
このような評価をできたのも、相続案件に詳しい東京アプレイザルの不動産鑑定士の芳賀先生の講義を受けた直後に当該案件を受注し、評価に反映できたことが、この度完全勝訴をいただける結果になったと思います。この勝訴は、芳賀先生にも喜んでいただき、今後東京アプレイザルさんにて、セミナーをさせていただくことにもなりました。

また、現在、特に力を入れているのが、建物評価の精緻化です。遺産分割、減価償却費等の節税、融資の際に効果を発揮します。
昨今、建物はスクラップアンドビルドの時代ではなくなりました。法定耐用年数を前提にした従来の建物評価は実質的な評価と言えません。
そのため、住宅(建物)診断の詳細な調査を反映した鑑定評価により、より実質的な建物評価等が可能となります。
つまり、「うちの建物は定期的な修繕をしているの!いつも可愛がっているのよ!きちんとした評価をして頂戴ね!」が通じる評価になります。

私自身30才前まで板前をやっていましたので、このことは「愛情をもって料理をすると美味しい料理ができるよね!」と同じようなイメージと思っております。板前という経験が、このような建物評価ができるきっかけになったのかもしれません。私自身遠回りをしてきた理由もここにあったのだと、やっと最近になって、そのように思えるようになってきました。
ここにも実はコラボの重要性が垣間見える気が致します。(板前+不動産鑑定)
今までの常識には捉われず、また、業務で得た多種多様な経験を活かしつつ、最新情報のアップデートに努め、皆様のお役に立てる鑑定評価等ができるよう日々研鑽に励んで参りたいと思っております。
皆様の得意技でもって、力を合わせて、相続のいろいろな局面において、新たな可能性も見出し、そのことが相続の御依頼者の方々の笑顔に繋がり、さらにそこから皆様への感謝へと広がる。
このような『笑顔相続』の流れが世の中にさらに浸透していくと、相続は必ずしも後ろ向きではなく、寧ろ前向きに捉えられる時代が来ると思いますし、そのように切に願います。

『笑顔相続』が世の中の常識になりますよう、皆様のお力を合わせていただき、楽しく取り組んでいければ思っております。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
相続診断士会の小川代表を始め創設や運営などにご尽力されている皆様、また、相続診断士会の皆様、いつも本当にありがとうございます!

資格者の声

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