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【vol.35】問題不動産を解決して笑顔相続へ

相続診断士の皆様こんにちは。
当事務所はかってパートさんを含め10名程の職員で税務経理業務を営んでおりましたが、現在は不動産中心の遺言・相続を専門にしている小さな事務所です。

 

代表齊藤誠は、税理士は固より不動産関係等各種の資格を有し、相続に伴う納税資金確保のための中小規模宅地造成分譲や広大地の評価、数代に亘る共有相続地の処理などで報酬の額や件数の多寡を追わない仕事をしてきました。
さらに法定後見や任意後見、遺言執行から被後見人様のご葬儀までも行い、相続等に心残りなく笑顔で旅立たれるように努めてきました。

 

小職自身、公務員退職後通ったお茶の水東京TACで熱血指導をして私を税理士合格に導き、その後これからという時に脳出血で亡くなられた故橋本一郎先生のお導きに感謝し、紆余曲折の末辿り着いた笑顔相続の仕事に携われることに意義を感じております。
 

 

事例

 

知人から老後の整理を考えている元医師の方が不動産のことで困っているので相談にのってほしいと連絡がありました。

 

伺うと、ご自分の出身地である東北A市の1等地とその上に戦前からの家(この時は超古貸家でした。)を所有しているが、借家人の立退きに高額な補償金を要求され困っている由、それで当方から現地不動産業者に交渉を依頼しましたが「筋のよくない方らしい」と及び腰でした。

やむを得ず現地に出向き、借家人と直接交渉しましたが、初回訪問時から2回目訪問時までに電気水道やガスメターの数値に動きがないのに気づき、居住実態に疑問を持ち、また郵便も何処かに転送されているようなので転送不可で郵送したところ当方に返送されてきました。

 

これで居住実態が無いことを確認し、さらに弁護士さんの勉強会で、東京高裁で余りに古く耐震上危険な建物からの立退き要求は「正当事由の一部」となるとの判決が出た事を聞き、これらを当方の顧問的弁護士に相談し相手と交渉にあたって頂き、結果当初要求の1/4程度の金額で立退き合意に至り、後日更地化し近隣の方に売却しました。

 

その後、この方の「見守り・任意後見・死後事務委任契約」及び「公正証書遺言」と一連の契約等を作成させて頂き、その中で後見監督人、遺言執行者、相続税申告税務代理をさせて頂くことになりました。

本ケースでは、現地不動産業者・1級建築士・弁護士等関係専門家の知恵を借り、それを取りまとめる形で問題を解決し、その後の笑顔相続実現への一連業務の受任となりました。

諸専門家との連携と資格に広がりを持たせ、奥行きのある笑顔相続に結び付けることが涵養でしょうか。   以上

 

 

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